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畳マメ知識

表面的に『安い』だけの畳屋には注意。

皆様こんにちは。

今日は仕事が落ち着いたので、少しお話を。

当店のお得意様のお話なんです。

当店とお付き合いいただく前、安売りのチラシを見て畳を注文されたそうです。 その畳店の価格は新畳5800円。当店では、というより普通の畳店ではあり得ない価格。価格に惹かれて即見積りされたそうです。

ですが。。。5800円という価格には訳(罠?)が。その金額は一番安い畳表と床材だけの金額。つまり、製品としての価格ではなかった事。 畳表と畳床を縫いつけるのに○○円、縁も単価○○円、縫いつけるのに○○円、運搬+敷込みで○○円、古畳処分の際の引上げ+運搬+処分費で○○円。家具の移動もあれば1個○○円。。。

見積り書の最下部に署名捺印を求められ、流れで従ったそうですが、後々問題が。

結局お客様は、当店の新畳Dランクより下の商品で、12畳間で252,000円(1枚21,000円)も請求されたそうです! しかも仕上がりを見たら隙間だらけ。まともに採寸や製作をしていたらこうはならなかったであろう仕上がり。 お客さまも支払いには躊躇されたそうです。勿論そうですよね?まともな仕事していないのに請求されても支払いたくなくなるのは正しい判断です。

が、後々問題と前書きした理由。

見積書の最下部の署名捺印。 見積書の一部分に、ルーペでしか見えないような小さい文字で『この見積書は契約書も兼ねています。署名捺印後はいかなる理由でも解約及び支払い拒否はできない物とします』と書いてありました。。。お客様は当時70代後半のお年寄り。

支払うまで帰らないと居座ったので、仕方なく支払ったそうです。隙間は、『アフターサービス1年保証』とあったので後々電話するも、行くと言って来ない。数回電話するとなしのつぶて。

という怖い思いをされて、近くの知人に相談され、その知人が当店のお得意様だったので当店をご紹介いただき今に至ります。 隙間は、、それはそれは酷い物でした。2cmはあろうかという物もあり、歩くたびに動く。それ以前に使用している畳床の品物それぞれがバラバラ。よく見ると古畳を表と縁だけ取り換えて納めてある物もあったり。。。

そのお客様は足が不自由で両手に杖をもたなくては歩くのが困難な方。そんな方の家にそのような不良品を平気で納める畳店があるんだという事に憤りを感じました。

業者名は伏せておきますが、今は経営者が変わり、名前を変えてやっているようです。

全てではないと思いますが表替えで2000円台 新畳で5000円台の価格提示されている、チェーンでやられている畳店の広告媒体には十分お気を付け下さい。

当店では行っておりません、見積書への署名及び捺印。そう行ったことを求められた場合、即時署名するのではなく 幾らせかされてもゆっくり隅々まで(時には裏面まで)目を通して、納得されてからにしましょう。見難いように小さい文字や薄い印刷文字で記載されている場合も有るようです。

だいたいの平均価格があり、その価格の前後で販売されている事が多いように思います。 当店HPをご覧のお客様も、他店のHPや広告媒体をご覧になっていただいても結構です。自分に合いそうな畳店を選んで、数社合見積りをとられて比較検討なさってくださいね!当店は決して安い!というわけではございませんが、適正な価格で丁寧な作業を心がけております。値引きを求められるお客様はお断りをさせていただく事もございます。

その数ある畳店さんの中で、当店を選んでいただけたらそれほど嬉しい事はございませんので精一杯のいい仕事をさせていただきます!

乱文・長文を読んで頂いてありがとうございました!   3代目 橋本克彦

今日の畳

皆様こんにちは。

今日は藁+ボードサンドの藁畳製作中です。

お得意様の所有されている貸家が雨漏りで、、畳を腐らせてしまったようでした。貸家なのでなるべく単価を抑えて作ってほしいとのご要望でした。

6畳間のうち、腐るのを免れた畳も数枚あったので、その畳床(総藁)と踏み心地が変わるのも気がひけたので、、オーナー様の承諾を得て藁サンド畳で製作する事にしました。単価を抑えるため、過去に寸法違いで使わなくなっていた畳をつぶして製作。*一般のお客様の場合、こういった作業は頼まれない限りしていません!

藁+ボード サンド床というのは。。。。↓↓

 

藁の層上下 の間にある茶色い物がボード(インシュレーションといって木材のチップを水で固めた物)になります。補強材として薄いベニヤや、ゴザも入っていたりします。

踏み心地は硬い方です。 藁だからと言って柔らかいというわけではありません。ボード材に比べたら柔らかめですが、耐久性をもたせるために硬くしてあります。

よく言われるのは「今使ってるような柔らかい畳」という事です。。それは新品で入れてから2~30年使用して、床の上部の藁がほぐれてふわふわになった状態が殆どです。それと同じ状態の踏み心地を備えた藁畳というのはないです。作ったとしても最初からグニャグニャで、床として機能しないでしょう。

高級な藁畳ほど使用する藁の総量が増えるため、板のように硬く仕上がります。最高級の物になると一人では運べないくらいの目方になるんですw鉄板を運んでいるかのごとく重くて硬いんです。

柔らかい踏み心地をお好みのお客様は、ボード床にクッション材を乗せた商品もご用意いたします。(通常価格より若干割高にはなります)

商品名:シエスタ(山中産業様より画像拝借)

過去に自宅(店舗2階)で使用しましたが、「こんなに弾力があるのか!」と驚くほど柔らかかった記憶があります!

この他にも、伊藤園さんと北一商店さんのコラボ商品『さらり畳』http://www.itoen.co.jp/csr/recycle/product/tatami.html

http://www.kitaichi.co.jp/product/sarari.html

もお取り扱いいたしております。詳しくはお問い合わせください!

 

畳の小話

皆様こんにちは!3代目の橋本克彦です。お盆休みいかがお過ごしですか?

今回はこの時期の畳のお手入れについて少しお話します。

8月~9月。梅雨明けの蒸し暑い季節は、畳にとって厳しい季節です。普段からお部屋の調湿を行っている畳(イ草・藁床など) は、この季節に大活躍。その分、普段より多くの湿気を吸収しています。それがゆえに人間に害を及ぼす『ダニ』の発生原因になります。

普段からよく使うお部屋なら、窓を開けての換気やエアコン等の除湿で湿気を逃がしたりできますが、その逆の場合。普段めったに使わないお部屋の場合!湿気の逃げ場が無くなります。畳自体もオーバーフロー状態です。さらに使わない閉め切った部屋には埃が堆積し、カビも生え、畳には最悪の状況。 埃にはダニの餌が豊富に含まれているので、ダニの温床となりやすく、昔ながらの藁床の畳の場合、藁の中空の芯にダニが住み着きやすいので『畳からダニが出た』となりやすいのです。

近年普及している建材ボード床を使用した畳にはダニが住み着きにくくなっているので『ダニの温床』とはなりにくい。建材ボードは20年ほど前から普及し始めているので、10数年前に新築・リフォーム・畳替え時に特に指定なしで新品にしていれば、建材ボード床を使われていると思われます。が、安心はできません。換気をよくし、掃除をこまめに行わないと建材ボード床使用の畳にもダニがわく可能性が大きいです。 

TVCMで、畳に針を刺して吹きつける殺虫剤も有りますが、建材ボード床には効果無いと思ってください。逆に含有成分で畳床を痛めてしまう可能性があります。藁床には一定の効果はありますが完全に死滅する程の殺虫成分は含まれていないため、一時しのぎですね。そういった場合は建材ボード床に替えていただくか、藁がいいという場合は普段のお手入れをこまめに行っていただくしかないと思われます。

畳にカーペットや上敷き(ゴザ)を敷きこまれている方も要注意です。敷きっぱなしにしている場合、タタミと敷物の間に埃やカビが発生しやすくダニの温床になりやすいです。畳の色褪せを防ぐつもりで敷物をしていて、色褪せは防げても、畳自体の呼吸(*)を止めてしまい畳を窒息死させてしまうのと同じです。呼吸できない畳は湿気が溜まったまま排出できず腐ってしまいます。腐った畳のお陰で床下にまで湿気がこもり、最悪シロアリが発生した例も有ります。

出来る限り畳の上には何も敷かない。敷いたとしても週に一回はめくって掃除ができるようにしておくことが畳・和室を長持ちさせる秘訣です!

(*)畳自体の呼吸: 畳(イ草及び藁床)には、お部屋の湿度調整機能と同時に、イ草には有害物質(アセトアルデヒド)の吸着効果があります。イ草(表面のゴザの1本1本)の芯はスポンジ状になっていてその部分に有害物質を吸着するようで、一度吸着したら二度と放出しないという空気清浄機並みの効果があります。 またイ草の香りには集中力を高める効果も有るという大学の研究結果もあります。畳は適度な弾力、香りでの癒し、調湿・空気清浄機能と至れり尽くせりの品物です。手入れさえマメにしていれば、小さいお子様や足腰の弱いご老人にまで幅広く安心して使っていただける物です。

 

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